夢実の言霊

 落ち込んだ時に、自分で抑制できない怒りや苛立ちにかられた時に、そんな自分がいやで、感情の固まりを言葉に変換してみる。
 その時現れる言葉は、感情を含まず、自分の事など全く気にしていない風で、逆に安心させられる。
 自分が癒される言葉に、他人がどう思うかさだかではない。それでも、人の心に共感の部分があることを知っているから、欺瞞と呼ばれようと、
自己満足と呼ばれようと、人に言葉を届けたいと、せつに願うときがある。
 そんな、みじかい言葉の集合達です。


梅雨の晴れ間 (03.6.20.)
こんな男はいやですが、こんな状況を作れる男にはなってみたい、と思ったりします。
思いっきり甘め。

フーリエ変換 (02.07.04)
自分でもよく判っていない「フーリエ変換」というやつを人に当てはめてみました。
ごめんなさい、訳わかんないですよね。
・・・・・納得する人が一人でもいてくれれば本望です。

十年後 (01.10.4.up
先に断っておこう。これはフィクションです。思いつきで書いたものです。で、かなりクサイです。
この言葉達を誰かに言わせたくて、ノート三冊にも及ぶ「現在形から始めよう」というながーい
お話を書いたのは何年昔の話か・・・。

悟りの泉 (6.11.up)
10年ほど昔、悪友どもが作っていた同人誌に載せていただいたものです。この手の不
条理的謎詩を毎号一編ぐらい載せてもらっていました。
「究極の人生の目的」を達成してしまった人にとって、次の目的は見つけうるのでしょうか。

かせいじんのうた
想定 自己中心的、夢想癖有り、8歳男子。
だからなんなんだと言われても、ですが。

くらい海の底から
落ち込んでいる訳ではないけれど、色々と考え込んでしまう自分自身に対してそらぞら
しい慰めの言葉は意味がなくて、逆療法と言う訳ではありませんが、深いところを見た
り、深いところから見たりします。
そこで浮かんだ言葉達です。ありきたりのくらい言葉達です。

言ってしまった。
秋の空に、ふと触発された一言をちょこちょことお話にしました。
会社でぽかりとネタが浮かんで、会社から最寄りの駅まで歩きながら温めて、電車の中
で下書きをしたシロモノです。

言われてしまった。
「言ってしまった」の対バージョンです。
その一言を、言う気持ちが書きたいのか、言われるような人を書きたいのか、少し悩みま
した。で、結局両方書いてしまおう、と……。

鸚鵡(おうむ)
今となっては「自殺したくなるほど辛いこと」から逃れることを知った大人になりましたが、
昔は「自殺を考えたことのない人」がいることにカルチャーショックを覚えるほど厭世的な
子供でした。そんな子供が書いた小さなお話です。

地球にて
上の「鸚鵡」と同じく、書いたのが昔すぎてどういう状況で書いたのかまったく覚えていま
せん。でも、未だに自分でもクサイと思いつつ、力づけられるお話であります。

無風状態
落ち込んでいる人の、周りの見えていなさや、思い込みに、その必要もないのに自分の
無力さを感じで落ち込んでしまうことがあります。
「自分がいる、ってそれだけじゃあ淋しいじゃないの!」って言われるのかもしれません
が。もう少し自分を好きになってやれよ。

二重構造
中学の時、音楽鑑賞の時間にシューベルトの「魔王」の日本語劇場版というものを聞いた
のですが、坊やを現実世界に引き止めようとするパパの方が怖かったなあ……と思って
書いた詩ではありませんが、これを読んでふと思い出しました。私の「パパ」のイメージは
ここから出ているのだろうか……。

E=mc2
上付きの2の字が出ない……。
おなじみ、エネルギーは質量かける光速の二乗、相対性理論です。この辺は良く知らない
のですが。それをもっともらしく書いたお話。

異端者
この頃はちょうどファンタジーに挑戦していた頃でしょうか……? 設定がそれらしいものに
なってますね。
自分でも、何を言いたいのか判るような、判らないような……。

冬の星
比較的最近(といっても一年以上前ですが)に書いた詩ですが、書いた当人がすっかり忘
れていて、「あれ? こんなん書いたっけ? うわー、きれいでクサクて、私が書いたんやな
いみたいや……」ということで掲載です。

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