誤楽三番勝負
ガラスの仮面ゴッコ(by誤楽メンバー) その1
「マヤ、今日の課題はこれです」 バラを背負ってニャンまげ似の月影先生は 厳しい表情で言った。 |
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「この椅子に座りなさい」 月影先生が椅子を倒して言った。 その表情にはいつもながらギャグの みじんもない。 本気なのだ。 |
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月影先生の課題に周囲はざわめく。 「倒れた椅子に座る、って…」 「あの上に座れ、ってこと?」 「一体先生はどういうつもりなのかしら?」 マヤはしばらく椅子を前に悩む。 周囲の声が聞こえない熱心な様子で亜弓は そんなマヤの様子をじっと見詰めていた。 |
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おもむろに、マヤは床に手をつき、倒れた。 |