この写真では伝えきれません

「養老天命反転地」というなかなか覚えられない名前の場所は、だだっぴろいアート空間です。
すり鉢状になった起伏のある台地に迷路のようなオブジェ(パビリオンとも呼ばれてる)が点在し、
水平垂直を極力排除した奇妙な庭は人の遠近感や平衡感覚を狂わせ、新しい身体感覚を得られる
ように設定されてるようです。(パンフレットの受け売り)

・・・・・・得られたのは筋肉痛だけでした。
ああ、いや子供とのコミュニケーションも得られましたよ!(でも新しい身体感覚は得られませんでした。
お勧め使用法に従わなかったから・・・?)

出入り口はちょっとショボい感じでしたが(いや、ショップもちょっと、って失礼だなあ、もう)、入ってみ
ると、ジオラマみたいな、でも思った以上に広い空間が広がっていました。

写ってる人はみな知らない人

垂直はいいとして、水平を極力排除すれば残るは坂しかありません。
どこへ行くにも坂。
上るか降りるか。
だだっ広い空間に配置された色々な建物やら木々にごまかされましたが、相当歩かされたに違いありません。
多分、この歩いた分で養老の滝にいけたと思う。

人がゴミのようだ! というか、写ってねえw

ネットで拾ってきた上空からの写真。にテキトーに書き足したもの。
パンフレットみたら、なんか模様が日本地図になっているらしいとか。
たしかに、なぞれば日本地図だった! 地上を這いずり回ってるだけではサッパリですよ!
で、なんか近畿圏が侵食されてるんですがね・・・・。

薄い青でなぞってるところは細い通路になっていて、行きかう人と「あらすみません〜」って感じでいきかわないと
ダメなぐらいでした。かっぷくのいい人は通れないですよ。
で、「なんでこんな細い道一方通行にしないんだ?」と思ったら・・・・・
行き止まりでした・・・・・。
行き着いた先はそれなりにきれいな風景でしたが、その場所に着いた瞬間激しい疲労に見舞われました。
「まだあの道を戻らんとあかんのか・・・」という絶望が。

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