あとがき「薬玉」
さて、「薬玉(くすだま)」はいかがだったでしょうか?
このお話は、私がまだ高校生で陸上部なんてらしくないクラブに入っていた頃、高校裏の
公園でつらつらとjogしていた時に思いついたものです。当然、その公園では八重桜が満
開でした。
そして大学に入って読んだわかつきめぐみの「SO
WHAT?」という漫画で同じようなお話
が出ていて、少し茫然としてしまったりしたのは比較的記憶に新しかったりします。まあ、
でも、「八重桜は桜よりもゆっくり咲くよ」というところが一緒だ、というだけだと考えましょう。
このお話は何処かに単品で書いていた物を「誰かの現実」というショートショート形式の連
作に入れた物を引っ張ってきました。(ちなみにその「誰かの現実」には「夢実の言霊」に収
録している「鸚鵡(おうむ)」「地球にて」とかも書いていました)
いざ改めてワープロ打ちしていると、「お、大阪弁濃すぎる……」と思ったのですが、比較
的訂正を少ない目にしておきました。標準語で書く、というのも少し考えたのですが、若き
日の私に敬意を評して(ナンノコッチャ)。
それでも、ちょいとここで解説しておいた方がいいですかね?
「ちゃう」=「違う」、「のうなる」=「なくなる」その他、判らなかった言葉についてはお問い
合わせ下さい。
この話を書いてから、八重桜を見た時の心の温かさが少し変わったような気がします。
大学にもいっぱい八重桜があったなあ。
ええ、八重桜といえば、大阪の造幣局の通り抜けをなしにして語れないのですが、あれは
花より人を見にいってるようで……。
色の濃いものより、薄い色や白いのが好きです。緑っぽいのも(名前忘れました)まあまあ。
今にして思うと、庭に桜や八重桜のある家、って……すごいですね……。(と、現実的に
考えてしまうのが、夢をなくした証拠か?)